Codex から KwaFlux を使う方法:MCP の設定、タイムアウト、承認
codex mcp add か config.toml で KwaFlux を OpenAI Codex に追加し、長い動画ジョブ向けにツールのタイムアウトを延ばし、ツール実行前の確認方法を選ぶ手順です。
要点
- Codex を KwaFlux につなぐには、
codex mcp addコマンドを 1 回実行するか、~/.codex/config.tomlに[mcp_servers.kwaflux]テーブルを書きます。どちらも KwaFlux が生成してくれます。 - Codex が MCP ツールの 1 回の呼び出しを待つのは既定で 60 秒ですが、KwaFlux の待機ツールは最大 300 秒待つことがあります。長い動画ジョブが途中で打ち切られないよう、
tool_timeout_secを長めに設定しましょう。 - コマンドで追加した場合は、KwaFlux の TOML に含まれる 20 秒の起動タイムアウトが入りません。サーバーの起動が遅いときは追加してください。
- Codex の承認モードを使えば、KwaFlux の読み取り専用ツールは自由に実行させつつ、ファイルを書き出すジョブの前には確認を求めるようにできます。
OpenAI の Codex は、アプリと一緒にインストールされるローカル MCP サーバーを通じて KwaFlux を操作できます。KwaFlux の設定で Codex を選び、インストールコマンドか TOML テーブルのどちらかをコピーして Codex に追加したら、KwaFlux は開いたままにしておきます。動画の作業では、ツールのタイムアウトと承認モードの 2 つを変えておくと安心です。
この記事では、KwaFlux を Codex に追加する 2 つの方法、長いジョブで効いてくるタイムアウトの設定、承認の制御方法、最初に頼むとよいことを解説します。
目次
- Codex は MCP サーバーをどう動かすか
- 始める前に
- 方法 1:codex mcp add
- 方法 2:config.toml を編集する
- 長い動画ジョブのタイムアウト
- 承認とツールの一覧
- 最初の依頼
- トラブルシューティング
- よくある質問
Codex は MCP サーバーをどう動かすか
Codex はセッションの開始時に、設定に書かれたローカル MCP サーバーをそれぞれ起動し、標準入出力でやり取りします。するとサーバーのツールが、Codex 自身のツールと並んでモデルから使えるようになります。この設定は Codex CLI と Codex デスクトップアプリの両方で共通です。
KwaFlux のサーバーは、アプリと一緒にインストールされる Node.js のスクリプトです。サーバー自体は何も処理しません。依頼を起動中の KwaFlux アプリに渡し、アプリがその内容を確認してジョブを実行します。
始める前に
- KwaFlux 1.0.14 以降を起動しておく。
- PATH の通った Node.js 18 以降。
node --versionで確認し、必要なら nodejs.org から現在の LTS 版をインストールします。KwaFlux の設定カードも Node.js を探し、下の例のようにそのフルパスを設定に書き込みます。見つからない場合はその旨を表示し、代わりにnodeと書き込みます。 - KwaFlux では: 設定 › Agent(MCP) を開き、MCP ホスト で Codex を選びます。
方法 1:codex mcp add
インストールコマンドをコピー をクリックし、ターミナルで実行します。Windows に既定の場所でインストールした場合は次のとおりです。
codex mcp add kwaflux -- "C:\Program Files\nodejs\node.exe" "C:\Program Files\KwaFlux\Tools\kwaflux-mcp\kwaflux_mcp.mjs"Codex CLI 0.118.0 で実行したところ、Added global MCP server 'kwaflux'. と表示されました。続けて確認します。
codex mcp listKwaFlux が有効(enabled)として表示されれば成功です。このコマンドは ~/.codex/config.toml にテーブルを書き込みますが、中身は command と args だけです。手で追加しておきたい 2 行は、このあと説明します。
方法 2:config.toml を編集する
代わりに 設定をコピー をクリックし、テーブルを ~/.codex/config.toml、または信頼済みプロジェクトの .codex/config.toml の末尾に追記します。
[mcp_servers.kwaflux]
command = 'C:\Program Files\nodejs\node.exe'
args = ['C:\Program Files\KwaFlux\Tools\kwaflux-mcp\kwaflux_mcp.mjs']
startup_timeout_sec = 20KwaFlux のヒントにあるとおり、「キーは mcp_servers(アンダースコア)です。」追記したら Codex を再起動するか、セッションで /mcp を実行してサーバーを確認します。
補足: パスをシングルクォートで囲んでいるのは意図的です。TOML ではシングルクォートの文字列はリテラル扱いになるので、Windows のバックスラッシュをエスケープする必要がありません。ダブルクォートで囲む場合は、1 つごとに \\ と書く必要があります。
長い動画ジョブのタイムアウト
Codex の MCP ドキュメントには、サーバーごとに 2 つのタイムアウトが挙げられています。
| 設定 | Codex の既定値 | KwaFlux での推奨値 | 理由 |
|---|---|---|---|
startup_timeout_sec | 10 | 20(KwaFlux の TOML に記載済み) | 負荷の高いパソコンでは、Node.js とサーバーの起動に数秒かかることがあります |
tool_timeout_sec | 60 | 330 | KwaFlux の待機ツールは、1 回の呼び出しで最大 300 秒待つことがあります |
大事なのは 2 つ目です。Codex が KwaFlux に書き出しの完了を待つよう頼むと、待機ツールはタスクが終わるか自身の上限に達するまで、最大 300 秒ブロックします。Codex の既定の 60 秒のままだと、それより長い待機は Codex 側で打ち切られ、モデルが失敗と受け取ることがあります。次のように設定しましょう。
[mcp_servers.kwaflux]
command = 'C:\Program Files\nodejs\node.exe'
args = ['C:\Program Files\KwaFlux\Tools\kwaflux-mcp\kwaflux_mcp.mjs']
startup_timeout_sec = 20
tool_timeout_sec = 330どちらにしても、タスクは KwaFlux の中で動き続けます。タイムアウトで終わるのはその 1 回の待機だけで、Codex はタスクをもう一度確認できます。
承認とツールの一覧
Codex では、ツールを実行する前にいつ確認を求めるかを、サーバーごとに選べます。ドキュメントには default_tools_approval_mode の値として auto、prompt、writes、approve が挙げられており、writes は「読み取り専用とマークされていないツールについて確認を求める」ものです。これは KwaFlux に合っています。状態の確認やタスクリストの呼び出しはそのまま通り、ファイルを書き出すジョブでは確認が入ります。
読み込むツールを絞ることもできます。許可リストの enabled_tools か、拒否リストの disabled_tools を使います。たとえば Codex を変換と修復にしか使わないなら、タスク、変換、修復のツールだけを並べます。ツール設計の記事で説明しているように、ツールが少ないほどモデルのコンテキストにも余裕が残ります。
最初の依頼
KwaFlux が起動しているか確認して、最近の KwaFlux のタスクを一覧にして。
続けて、次のように頼めます。
| Codex への依頼 | KwaFlux で起きること |
|---|---|
| 「D:\Phone\clip.mp4 を診断して、推奨モードで修復して」 | 診断のあと修復タスクを実行します。結果は元のファイルの隣に書き出されます |
| 「TikTok 向けの KwaFlux の書き出しフォーマットを一覧にしてから、D:\Clips\promo.mov を HD 1080P の段階で書き出して」 | そのフォーマットの段階を調べてから、コンバーターの書き出しをキューに入れます |
| 「D:\Rec にある .mkv を全部、画質重視のプロファイルで MP4 に変換して。1 本ずつ、それぞれ終わるまで待って」 | KwaFlux のレート制限の範囲内で、変換を順番にキューに入れます |
| 「D:\Walk\bridge.mp4 に手ぶれ補正をかけて」 | アプリの既定の設定で AI 高画質化タスクを実行します |
フレーム補間と、切り抜き・置き換え系のツールはアプリに残してあり、これらを頼まれたアシスタントはあなたをアプリへ案内するよう指示されています。エージェントによるダウンロードは、エージェント許可 の エージェントによるダウンロードを許可 を 毎回確認 にしない限りオフのままです。その設定にすると、KwaFlux はダウンロードのたびにポップアップを表示し、アシスタントもチャットで、そのコンテンツをダウンロードする権利があるかをあなたに確認します。
トラブルシューティング
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
/mcp に kwaflux が表示されない | キーの誤り(mcp-servers や mcpServers)、または別のファイルに書いている | ~/.codex/config.toml で [mcp_servers.kwaflux] を使います |
| 起動時にサーバーがタイムアウトする | 起動が遅く、既定の 10 秒に収まらない | startup_timeout_sec = 20 を追加します |
| 1 分ほどで待機が失敗する | ツールのタイムアウトが 60 秒 | tool_timeout_sec = 330 を追加します |
| プロジェクトの設定が無視される | プロジェクトが信頼済みになっていない | プロジェクトを信頼するか、グローバルの設定を使います |
どの呼び出しも app_not_running を返す | KwaFlux が閉じている | KwaFlux を開いて、もう一度頼みます |
| パスの部分で TOML の解析エラーが出る | ダブルクォートの中にバックスラッシュがある | シングルクォートを使うか、バックスラッシュを 2 つずつ重ねます |
どのホストにも共通する問題は、KwaFlux MCP のトラブルシューティングガイドをご覧ください。
まとめ
KwaFlux がコピーしてくれるコマンドか TOML で KwaFlux を追加し、20 秒の起動タイムアウトと 330 秒のツールタイムアウトの 2 行を足しましょう。ファイルを作るジョブの前だけ Codex に確認させたいなら、承認モードは writes を選びます。KwaFlux を開いたままにして、まずは状態の確認から始めてください。
Codex から KwaFlux を操作する
KwaFlux には、Codex などの MCP アプリ向けのローカル MCP サーバーが入っています。AI 処理はご自身の GPU 上で実行され、メディアファイルが処理のためにアップロードされることはありません。Windows 10(64 ビット、バージョン 1809 以降)、Windows 11、Apple Silicon 搭載の macOS 12 以降で動きます。ファイルの読み込みやアプリの操作にアカウントは不要です。ログインと有料プランが必要なのは、書き出し、変換、ファイル修復、リンクからのファイルダウンロードだけです。
お手元の素材で効果を試す
KwaFlux を入手し、支払う前にお手元の素材で効果を無料プレビュー。アカウント不要で、処理はお使いの GPU で行い、処理のためにメディアをアップロードすることはありません。 動画のプレビューは 1、3、または5 秒、手ぶれ補正のプレビューは 5、15、または30 秒から選べます。
よくある質問
Codex の MCP サーバーの設定はどこに保存される?
~/.codex/config.toml に、サーバーごとに 1 つの [mcp_servers.<name>] テーブルとして保存されます。信頼済みのプロジェクトには、独自の .codex/config.toml を置くこともできます。CLI とデスクトップアプリはどちらもこれらを読み込みます。
Codex の tool_timeout_sec とは?
Codex が MCP ツールの 1 回の呼び出しをあきらめるまでに待つ時間で、既定は 60 秒です。動画の書き出しを待つツールのように、長くブロックすることがあるツールを持つサーバーでは延ばしておきましょう。長時間かかるジョブの扱い方もご覧ください。
config.toml の Windows パスをシングルクォートで囲むのはなぜ?
TOML ではシングルクォートの文字列がリテラル扱いになり、バックスラッシュがそのまま残るからです。ダブルクォートの文字列ではバックスラッシュがエスケープの始まりになるため、C:\Program Files は C:\\Program Files と書く必要があります。
Codex は確認なしで MCP ツールを実行できる?
設定した承認モードによります。Codex は、すべてのツールで確認を求めることも、読み取り専用でないツールだけで求めることも、まったく求めないこともできます。ファイルを作るツールには、writes モードがほどよい落としどころです。
動画の作業に Codex は向いている?
作業スタイルによります。Codex は、ターミナルに慣れている人や、すでにコードの作業で使っている人に向いています。それ以外の人には、チャットアプリのほうが扱いやすいかもしれません。選択肢はアシスタントの比較にまとめています。
参考資料
- OpenAI, Codex documentation, MCP page (codex mcp add; config.toml fields; startup_timeout_sec default 10; tool_timeout_sec default 60; approval modes; enabled_tools and disabled_tools; /mcp) (2026-10-26 閲覧)
- TOML v1.0.0, "String" (literal strings in single quotes) (2026-10-26 閲覧)
- Node.js, "Node.js Releases" (2026-10-25 閲覧)


