「開けない」動画を投稿できる状態に:KwaFlux で AI エージェントに任せるワークフローの全体
壊れたスマホの動画 1 本を、診断、修復、画質修復、プラットフォーム向けの書き出しまで。すべて AI アシスタントに頼み、KwaFlux が実行する流れを順に追います。
要点
- KwaFlux に接続した AI アシスタントは、破損したクリップを、診断、修復、画質修復、プラットフォーム向けの書き出しまで進められます。1 回に 1 つずつ頼むことも、まとめて頼むこともできます。
- まずは診断から。すぐに終わり、ファイルを修復できるかどうかがわかり、修復モードも選んでくれます。
- 各ステップは独立した KwaFlux のタスクです。進捗を見守れて、アシスタントは次へ進む前に結果を確認できます。
- どのファイルも元のファイルの隣に書き出され、元のファイルには手を加えません。
このガイドでは、1 つのファイルを最初から最後まで追います。バッテリー切れで録画が止まってしまった、誕生日を撮った古いスマホの動画です。どのプレーヤーでも開けません。最後には、修復したコピー、きれいにした 1080p 版、YouTube 向けの書き出しがそろいます。どれも AI アシスタントに頼み、あなた自身のパソコンで KwaFlux が実行したものです。
この記事では、うまくいくステップの順序、各ステップで伝えること、アシスタントが受け取る結果、そしてステップが思いどおりに進まなかったときの対処を解説します。
目次
- エージェントワークフローとは?
- 始める前に
- ステップ 1:ファイルを診断する
- ステップ 2:修復する
- ステップ 3:再生できるか確かめる
- ステップ 4:画質を上げる
- ステップ 5:プラットフォーム向けに書き出す
- 1 回の依頼でまとめて頼む
- トラブルシューティング
- 修復でも取り戻せないもの
- よくある質問
エージェントワークフローとは?
エージェントワークフローとは、AI アシスタントがツールを順番に呼び出し、結果を 1 つずつ確認しながら次のステップを選んで進める、複数ステップのジョブのことです。
スクリプトとの違いは、この確認にあります。診断でファイルを修復できないとわかったら、アシスタントはそこで止まってあなたに伝えるべきで、中身のないものに高画質化をかけ続けるべきではありません。
始める前に
必要なものは次のとおりです。
- KwaFlux を開き、アシスタントを MCP で接続しておくこと。設定方法はクイックスタートで説明しています。
- ネットワーク共有ではなく、ローカルドライブにある破損したファイル。
- 元のファイルのコピー。 修復は新しいファイルを書き出し、元のファイルはそのまま残しますが、別の場所にもう 1 つコピーを置いておいても損はありません。
- 必要に応じて、同じスマホで同じ設定で撮った、再生できるクリップ。修復の参照ファイルとして使えます。
ステップ 1:ファイルを診断する
こう頼みます。
D:\Phone\birthday.mp4 を調べて。開けないんだけど、修復できる?
アシスタントは KwaFlux の診断を実行します。診断にはログインは不要です。診断はファイルの構造を読み取り、修復できるかどうかと、おすすめのモードを報告します。インデックスやヘッダーが壊れているだけならクイック修復、損傷が重ければディープ修復かスマート修復、まず穏やかな処理を試すなら自動です。各モードの働きは、開けない動画を直す方法をご覧ください。
診断で修復できないとわかったら、ここで終わりにします。ファイルに入っていない映像は、このワークフローのあとのどのステップでも取り戻せません。
ステップ 2:修復する
おすすめのモードで修復して。参照クリップには D:\Phone\party-ok.mp4 を使って。
アシスタントは修復をキューに入れ、タスクの完了を待ちます。KwaFlux の処理中はホストに進捗バーが表示され、待機はいつでも止められます。頼めば、そのあとアシスタントがタスクをキャンセルすることもできます。KwaFlux では、このタスクがタスクリストに表示され、どのアシスタントが送ったかを示すタグが付きます。
タスクが成功すると、アシスタントは修復したファイルの名前を受け取ります。ファイルは birthday.mp4 の隣にあります。
ヒント: 参照クリップがいちばん効くのは、ファイルのヘッダーが失われている場合です。録画中にスマホの電源が落ちると、よくそうなります。同じスマホで、解像度とフレームレートも同じクリップがあれば、欠けた部分がどうあるべきかを修復処理に伝えられます。
ステップ 3:再生できるか確かめる
修復したファイルをプレーヤーで開き、最後までシークしてみてください。このワークフローで自分の手でやる価値があるのは、このステップです。アシスタントはタスクの結果を読めても、動画を見ることはできないからです。
再生できても最後の数秒が欠けているなら、それは想定どおりです。そのフレームは、バッテリーが切れる前に書き込まれなかったのです。
ステップ 4:画質を上げる
このクリップは古いスマホで撮ったもので、720p、室内の暗い照明でノイズが目立ちます。こう頼みます。
修復したファイルに画質修復をかけて、1080p で出力して。
アシスタントは、アプリに用意されているのと同じ出力サイズの一覧から 1080p を選び、KwaFlux は、あなたがクリックして書き出すときと同じルールでジョブを組み立てます。どの設定が何をするかは、画質修復をご覧ください。
本格的な書き出しの前に効果を見極めたいなら、アプリの無料プレビューを使ってください。アシスタントが実行するのは、本番のジョブだけです。
ステップ 5:プラットフォーム向けに書き出す
高画質化したものを YouTube 向けに HD 1080P で書き出して。
アシスタントは KwaFlux に YouTube フォーマットの画質の段階を問い合わせ、HD 1080P を選んで書き出しをキューに入れます。KwaFlux のコンバーターには、YouTube、TikTok、Instagram などのプラットフォーム向けのプリセットを含む、64 のフォーマットと 435 段階の画質があります。
完了すると、フォルダーには元のファイル、修復したコピー、高画質化した 1080p のファイル、YouTube 向けの書き出しがそろいます。同じ名前のファイルがすでにある場合は、置き換えずに、新しいファイルの名前に (1) が付きます。
1 回の依頼でまとめて頼む
流れがわかったら、一連の作業をまとめて頼むこともできます。
D:\Phone\birthday.mp4 を診断して。修復できるなら、D:\Phone\party-ok.mp4 を参照にして、おすすめのモードで修復して。そのあと 1080p で画質修復をかけて、結果を YouTube 向けに HD 1080P で書き出して。どこかのステップで失敗したら、止めて知らせて。
ホストが MCP プロンプトを表示できるなら、KwaFlux の repair a damaged video(破損した動画の修復)プロンプトを選ぶ方法もあります。アシスタントに、診断と修復を正しい順序で進めさせるプロンプトです。KwaFlux には、プラットフォーム向けの書き出しと AI 画質修復のプロンプトもあります。
各ステップは構造化された結果を返す独立したタスクなので、アシスタントは推測しなくても成功と失敗を区別できます。そして最後の一文「どこかのステップで失敗したら、止めて知らせて」が、止まってよいという許可になります。ステップごとに 1 回の待機呼び出しで足りる理由は、KwaFlux のツールがコンテキストを圧迫しないしくみをご覧ください。
トラブルシューティング
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 「Path not allowed」(パスが許可されていない) | ネットワークドライブ、または相対パス | ファイルをローカルドライブにコピーし、フルパスを伝えます |
| 診断で修復できないと言われる | ファイルが空、またはデータが入っていない | ファイルサイズを確認します。0 KB なら、修復できるものがありません |
| 修復は終わったのに、ファイルがまだ再生できない | 損傷に対してモードが足りなかった | ディープ修復かスマート修復を頼み、参照クリップも加えます |
| 修復したクリップに音がない | ファイルの音声部分が失われた | 音声の入った参照クリップで、もう一度試します。動画ファイル修復のしくみをご覧ください |
| 失敗したステップのあとも、アシスタントが先へ進んだ | 依頼に、止まるよう書いていなかった | 「どこかのステップで失敗したら、止めて知らせて」を加えます |
| ログインやプランのエラーでステップが失敗する | そのステップがファイルを書き出す | KwaFlux にログインしてから、アシスタントに再試行を頼みます |
修復でも取り戻せないもの
ファイル修復は、録画された映像のまわりの構造を作り直す処理です。書き込まれなかったフレーム、途中で途切れた映像、上書きされたファイルを作り出すことはできません。画質修復はフレームの中にあるものを良くする処理で、そこにないものを取り戻すわけではありません。ろうそくの場面の 10 秒前にバッテリーが切れたのなら、その 10 秒は失われており、どんなワークフローでも取り戻せません。
まとめ
診断し、修復し、再生できるか確かめ、画質を上げ、書き出す。クリックしても頼んでも順序は同じですが、AI アシスタントなら各ステップが一文で済み、どれも KwaFlux に見守れるタスクとして表示され、元のファイルは元の場所に残ります。
修復の一連の作業をアシスタントに任せる
KwaFlux のローカル MCP サーバーを使うと、Codex、Claude、Cursor などの MCP アプリから、パソコン上の動画を診断、修復、高画質化し、書き出せます。AI 処理はご自身の GPU 上で実行され、メディアファイルが処理のためにアップロードされることはありません。Windows 10(64 ビット、バージョン 1809 以降)、Windows 11、Apple Silicon 搭載の macOS 12 以降で動きます。ファイルの読み込みやアプリの操作にアカウントは不要です。ログインと有料プランが必要なのは、書き出し、変換、ファイル修復、リンクからのファイルダウンロードだけです。
お手元の素材で効果を試す
KwaFlux を入手し、支払う前にお手元の素材で効果を無料プレビュー。アカウント不要で、処理はお使いの GPU で行い、処理のためにメディアをアップロードすることはありません。 動画のプレビューは 1、3、または5 秒、手ぶれ補正のプレビューは 5、15、または30 秒から選べます。
よくある質問
壊れた動画を AI で直せる?
ある程度は直せます。録画が途中で途切れてインデックスが欠けた場合など、ファイルの構造の損傷は修復できることが多く、そのあと AI 高画質化で画質を整えられます。ただし、どちらも書き込まれなかった映像を取り戻すことはできません。開けない動画を直す方法をご覧ください。
動画を修復する前に診断するのはなぜ?
修復できるかどうかと、損傷に合ったモードが診断でわかるからです。インデックスを作り直すだけで済むファイルに重い修復をかけると時間の無駄になり、空のファイルに修復をかけるのはさらに大きな無駄です。
動画修復の参照ファイルとは?
同じ機器で同じ設定で撮った、問題のないクリップです。修復ツールはこれを使って、破損したファイルが本来持つべき構造を学びます。ヘッダーが欠けている場合にいちばん役立ちます。
高画質化は修復の前と後のどちらにする?
後です。高画質化には、開いて再生できるファイルが必要です。まず修復し、再生できるか確かめてから、画質を上げましょう。全体の手順は、動画ファイル修復のしくみをご覧ください。
AI エージェントは、私が操作しなくても複数の編集ステップを進められる?
はい。各ステップが、エージェントの確認できる結果を返すなら進められます。ステップが失敗したら止まって報告するよう頼み、最後の動画は自分で確認してください。アシスタントは結果を読めても、映像を見ることはできないからです。


