KwaFlux の MCP が動かない?ツールが出ない、app_not_running、タイムアウトの直し方
ツールが表示されない、どの呼び出しも app_not_running になる、待機がタイムアウトする、ジョブが拒否される。KwaFlux の MCP の症状ごとの意味と直し方。
要点
- 外側から順に切り分けます。ホストはサーバーを起動しているか、サーバーはアプリにつながっているか、アプリはジョブを受け付けているか、の順です。
- KwaFlux のツールが 1 つも表示されないなら、原因はほぼ毎回ホストの設定です。JSON や YAML が無効、ファイルの誤り、Node.js が見つからない、再読み込みしていない、のいずれかです。
app_not_runningは、サーバーは動いているものの、KwaFlux が開いていない(または同じパソコンにない)という意味です。- 1 分ほどで失敗する長い待機は、ジョブの失敗ではなくホストのタイムアウトです。ジョブは KwaFlux の中で動き続けています。
KwaFlux の MCP 接続がうまくいかないとき、どの層を調べればよいかは症状が教えてくれます。ホストがサーバーを起動していないか、サーバーがアプリにつながらなかったか、アプリが依頼を拒否したかのどれかです。それぞれ原因は数えるほどで、原因ごとにはっきりした直し方があります。
この記事では、3 つの層の見分け方、層ごとの直し方、KwaFlux が返すエラーメッセージ、そして AI ホストなしで 2 分でできる確認方法を解説します。
目次
- 層ごとに見る、うまくいかない原因
- 第 1 層:ホストに KwaFlux のツールがない
- 第 2 層:ツールは表示されるが、呼び出しが app_not_running で失敗する
- 第 3 層:アプリがジョブを拒否する
- タイムアウトする待機
- 失敗する、または何も出力しないジョブ
- AI ホストなしでできる確認
- 早見表
- よくある質問
層ごとに見る、うまくいかない原因
依頼は 3 つの部分を通ります。
- ホスト(Cursor、Claude、Codex、DeepSeek Harness、Hermes、OpenClaw)が設定を読み込み、KwaFlux の MCP サーバーを起動します。
- MCP サーバー(Windows では Node.js のスクリプト、Mac ではアプリ内のヘルパー)が、起動中の KwaFlux アプリに接続します。
- KwaFlux が依頼を確認し、ジョブをキューに入れます。
| 見えている症状 | 層 | 参照先 |
|---|---|---|
| KwaFlux のツールがまったくない | ホストの設定 | 第 1 層 |
ツールは表示されるが、どの呼び出しも app_not_running になる | サーバーからアプリへの接続 | 第 2 層 |
| 動く呼び出しもあるが、ジョブが拒否される | アプリによる確認 | 第 3 層 |
| 1 分ほどで待機が失敗する | ホストのタイムアウト | タイムアウトする待機 |
| ジョブは動くが、失敗するかファイルが残らない | ジョブ | 失敗するジョブ |
第 1 層:ホストに KwaFlux のツールがない
1. 設定ファイルが無効になっている。 エラーが 1 つあるだけで、ホストがそのファイルのサーバーをすべて読み込まなくなることがあります。
- JSON(Cursor、Claude、OpenClaw):Windows のパスはバックスラッシュを 2 つ重ねて
C:\\Program Files\\...と書きます。コメントや末尾のカンマは使えません。 - TOML(Codex):KwaFlux のスニペットと同じく Windows のパスをシングルクォートで囲むか、バックスラッシュをすべて 2 つ重ねます。
- YAML(DeepSeek Harness、Hermes):スニペットのインデントを保ちます。シングルクォートで囲めば、バックスラッシュはそのまま残ります。
2. ファイルやスコープを間違えている。
| ホスト | よくある間違い | 正しい場所 |
|---|---|---|
| Cursor | 特定のプロジェクトの .cursor/mcp.json に追加している | ~/.cursor/mcp.json |
| Claude Code | 別のフォルダーで、既定の local スコープのまま追加している | claude mcp add --scope user ... |
| Codex | キーを mcpServers や mcp-servers と書いている | ~/.codex/config.toml の [mcp_servers.kwaflux] |
| DeepSeek Harness | 使っていないプロファイルに行を書いている | ホームパッチ ~/.dsh/cordis.patch.yml |
| Hermes | mcp: › servers: と入れ子にしている | ~/.hermes/config.yaml の最上位の mcp_servers: |
| OpenClaw | mcpServers の下に書いている | ~/.openclaw/openclaw.json の mcp.servers |
3. Node.js が見つからない。 Windows では、ホストは Node.js 18 以降でサーバーを起動します。KwaFlux の設定カードは Node.js を探し、そのフルパスを設定に書き込みます。カードに「Node.js が見つかりません。ホストは Node.js 18 以降でこのサーバーを起動します。先にインストールしてください。」と表示されたり、バージョンが「古すぎます」と表示されたりした場合は、現在の LTS 版をインストールし、Node.js を再検出 をクリックしてから、設定をもう一度コピーします。設定を手で書いて "node" とだけ指定している場合は、C:\Program Files\nodejs\node.exe のようなフルパスに置き換えるか、ホストを再起動して新しい PATH を読み込ませます。
4. サーバーへのパスが間違っている。 スクリプトは、KwaFlux のインストールフォルダー内の Tools\kwaflux-mcp にある kwaflux_mcp.mjs です。KwaFlux を C:\Program Files\KwaFlux 以外の場所にインストールした場合は、KwaFlux の 設定 › Agent(MCP) カードからスニペットをコピーしてください。実際のパスが入ります。カードに「同梱の MCP サーバーが見つかりません。下のパスはプレースホルダーです。」という警告が出る場合は、KwaFlux を再インストールします。
5. ホストを再読み込みしていない。 方法はホストごとに違います。
| ホスト | 再読み込みの方法 |
|---|---|
| Cursor | Customize でサーバーをオフにしてからオンに戻すか、Cursor を再起動します |
| Claude Code | 新しいセッションを始め、/mcp で確認します |
| Claude Desktop | システムトレイに残っている分も含めてアプリを完全終了し、開き直します |
| Codex | 再起動するか、/mcp を実行します |
| DeepSeek Harness | 保存するとホットリロードされます。反映されなければセッションを再起動します |
| Hermes | /reload-mcp |
| OpenClaw | MCP サーバーを再読み込みするか、ゲートウェイを再起動します |
ホスト別の手順:Cursor、Claude Code と Claude Desktop、Codex、DeepSeek Harness、Hermes と OpenClaw。
第 2 層:ツールは表示されるが、呼び出しが app_not_running で失敗する
いちばん簡単なケースです。Windows では、メッセージの全文は次のようになります。
app_not_running: Error: app_not_running: no control file of a running KwaFlux in C:\Users\<you>\AppData\Local\KwaFlux\agentサーバーは問題なく起動したものの、やり取りする相手の KwaFlux が起動していなかった、という意味です。直し方は次のとおりです。
- KwaFlux を開く。 ウィンドウが表示されるまで待ってから、もう一度頼みます。ホストを再読み込みする必要はありません。
- 同じパソコン、同じユーザー。 サーバーが接続できるのは、同じパソコンの同じ Windows または macOS アカウントで動いている KwaFlux だけです。VPS 上のエージェント、Cursor の Cloud Agent、別のユーザーアカウントのセッションからは接続できません。
第 3 層:アプリがジョブを拒否する
KwaFlux が依頼を拒否すると、ツールの結果にその理由が示されます。よくあるものは次のとおりです。
| 理由 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
not_signed_in | ファイルを書き出すジョブなのに、ログインしていない | KwaFlux にログインしてから、アシスタントにやり直しを頼みます |
entitlement_denied | アカウントのプランがこのジョブに対応していない | この記事の最後にあるプランの説明をご覧ください |
agent_download_disabled | エージェントによるダウンロードがオフになっている | エージェント許可 の エージェントによるダウンロードを許可 を 毎回確認 にするか、アプリでダウンロードします |
user_declined / approval_expired | 拒否 をクリックしたか承認ポップアップを閉じた、または 2 分以内に誰も応答しなかった | 直すことはありません。ダウンロードしたいなら、もう一度頼みます |
agent_control_disabled | マスタースイッチがオフになっている | エージェント許可 の AI エージェントによる KwaFlux の操作を許可 をオンにします |
| パスが拒否された | ネットワーク/UNC パス、相対パス、または入力ミス | D:\Videos\clip.mp4 のような、ローカルのフルパスを伝えます |
レート制限(app_busy) | 短時間に新しいジョブが多すぎる | アシスタントに、1 つずつキューに入れるよう頼みます |
\\server\share\clip.mp4 のようなネットワークパスは、ファイルを開く前の段階で意図的に拒否しています。先にファイルをローカルドライブにコピーしてください。理由はパスとプライバシーのルールをご覧ください。
タイムアウトする待機
KwaFlux の待機ツールは、1 回の呼び出しで最大 300 秒(既定は 60 秒)待ちます。ホストによっては、MCP の 1 回の呼び出しに与える時間がそれより短いものがあります。
| ホスト | 設定 | 推奨値 |
|---|---|---|
| Codex | tool_timeout_sec(既定は 60) | 330 |
| DeepSeek Harness | toolCallTimeoutMs(サードパーティのガイドによると 60,000) | 330000 |
| Claude Code | .mcp.json の項目の timeout(ミリ秒単位) | 330000 |
| Hermes | サーバーの項目の timeout | 300 秒より長く |
待機がタイムアウトしても、ジョブは止まりません。KwaFlux のタスクリストで動き続けており、アシスタントはもう一度待つことも、状態を確認することもできます。
失敗する、または何も出力しないジョブ
- タスクのエラーの理由を読む。 アシスタントに「KwaFlux のタスクを取得して、エラーを教えて」と頼みます。タスクの詳細に理由が含まれています。
- 出力先を確認する。 結果はアシスタントが指定したフォルダーではなく入力ファイルの隣に書き出されます。同じ名前のファイルがすでにある場合はそれを残し、新しいファイルの名前を
name(1).extに変えます。変換したファイルの名前は_kwaflux_<format>-<tier>、修復したファイルは_repairで終わります。 - 参照ファイルが必要な修復。 診断で参照ファイルが必要と表示されたら、同じカメラで撮った正常なクリップを渡します。ファイル修復をご覧ください。
- チャットからは使えないもの。 フレーム補間と、切り抜き・置き換え系のツールは MCP では提供していません。アプリで行ってください。
- それでも失敗する場合。 KwaFlux のウィンドウで一度やり直します。そこでも失敗するなら MCP の問題ではないので、タスクのエラーの理由をサポートに送ってください。
AI ホストなしでできる確認
サーバーがそもそも起動できるのかわからない場合は、ターミナルで手動で実行してみます。
node "C:\Program Files\KwaFlux\Tools\kwaflux-mcp\kwaflux_mcp.mjs"問題のないサーバーは何も表示せず、入力を待ちます。ホストから話しかけられるのを待っているからです。Ctrl+C で止めてください。代わりにエラーが表示された場合、たとえば「not recognized」(日本語版 Windows のコマンドプロンプトでは「認識されていません」。Node.js に PATH が通っていない)や「Cannot find module」(パスが違う)なら、先にそれを直してください。その状態では、どのホストを使ってもうまくいきません。
早見表
| 症状 | まず試す対処 |
|---|---|
| ツールがない(JSON のホスト) | バックスラッシュを 2 つ重ね、ファイルを検証します |
| ツールがない(Claude Code) | --scope user を付けて追加し直します |
| ツールがない(DeepSeek Harness) | 行を ~/.dsh/cordis.patch.yml に書きます |
| サーバーが起動しない | 現在の Node.js LTS をインストールし、ホストを再起動します |
app_not_running | 同じパソコンで KwaFlux を開きます |
not_signed_in | KwaFlux にログインします |
agent_download_disabled | エージェントによるダウンロードを 毎回確認 にするか、アプリでダウンロードします |
agent_control_disabled | マスタースイッチをオンに戻します |
| 1 分ほどで待機が失敗する | ホストのツールタイムアウトを延ばします |
| ファイルが見当たらない | 元のファイルの隣を探します |
まとめ
まずは層を特定しましょう。ツールがなければホストの設定、app_not_running ならこのパソコンでアプリが開いていない、拒否ならその理由が示され、1 分での失敗はホストのタイムアウトです。迷ったら、サーバーを手で動かしてみてください。静かに待っているなら、問題はサーバーではなく、ホストかアプリにあります。
お使いのアシスタントで KwaFlux を動かす
KwaFlux には、Cursor、Claude、Codex、DeepSeek Harness、Hermes、OpenClaw などの MCP アプリ向けのローカル MCP サーバーが入っています。AI 処理はご自身の GPU 上で実行され、メディアファイルが処理のためにアップロードされることはありません。Windows 10(64 ビット、バージョン 1809 以降)、Windows 11、Apple Silicon 搭載の macOS 12 以降で動きます。ファイルの読み込みやアプリの操作にアカウントは不要です。ログインと有料プランが必要なのは、書き出し、変換、ファイル修復、リンクからのファイルダウンロードだけです。
お手元の素材で効果を試す
KwaFlux を入手し、支払う前にお手元の素材で効果を無料プレビュー。アカウント不要で、処理はお使いの GPU で行い、処理のためにメディアをアップロードすることはありません。 動画のプレビューは 1、3、または5 秒、手ぶれ補正のプレビューは 5、15、または30 秒から選べます。
よくある質問
MCP のツールが表示されないのはなぜ?
たいていは、ホストが設定を読めなかったか、サーバーを起動できなかったためです。JSON、YAML、TOML が正しいか、ファイルとスコープが合っているか、Node.js に PATH が通っているか、再読み込みしたかを確認してください。構文エラーが 1 つあるだけで、そのファイルのサーバーがすべて見えなくなることがあります。
MCP サーバーが「node is not recognized」(日本語版では「認識されていません」)というエラーで動かないのはなぜ?
Node.js がインストールされていないか、ホストから見える PATH に入っていないからです。インストールしたら、ホストを終了して起動し直してください。それでも直らない場合は、サーバーの command に node.exe のフルパスを書きます。
app_not_running とはどういう意味?
MCP サーバーは起動したものの、接続先となる起動中のアプリが見つからなかった、という意味です。同じパソコンの同じユーザーアカウントでアプリを開いてから、もう一度試してください。ホストの再読み込みは不要です。設定手順は Cursor のガイドをご覧ください。
MCP ツールの長い呼び出しがタイムアウトするのはなぜ?
多くのホストは既定でツールの 1 回の呼び出しを 60 秒ほどに制限していますが、ツールの中にはそれより長く待つよう設計されたものがあるからです。ホストのサーバーごとのツールタイムアウトを延ばしてください。元のジョブは、たいてい動き続けています。
MCP サーバーでネットワークドライブ上のファイルは使える?
サーバーによります。ネットワークパスを開くと、Windows がそのサーバーに自動でサインインしてしまうことがあるため、意図的に拒否するサーバーもあります。先にファイルをローカルドライブにコピーしてください。
参考資料
- Model Context Protocol, "Transports" (2026-07-28; stdio over the standard streams of a client-launched subprocess) (2026-10-26 閲覧)
- OpenAI, Codex documentation, MCP page (tool_timeout_sec default 60) (2026-10-26 閲覧)
- Claude Code Docs, MCP page (scopes; per-server timeout) (2026-10-26 閲覧)
- ZensInk, "DeepSeek Harness (DSH): A Hands-On Setup Guide with MCP Integration" (toolCallTimeoutMs default) (2026-10-26 閲覧)
- Microsoft Security Response Center, "Microsoft Mitigates Outlook Elevation of Privilege Vulnerability" (UNC paths and automatic NTLM sign-in) (2026-10-25 閲覧)


